電気を使わない、エコ&スローライフのテーマパーク見学

2014年10月27日 19時45分 | カテゴリー: 活動報告

パッシブソーラーの鶏小屋の前の藤村靖之さん。風通しと照射板を工夫し、上部は夏 涼しく、冬暖かい。下部はその逆。産卵は中の階段を上って専用の小部屋でゆっくり と。

エネルギーとお金を使わない豊かさを体現した愉しい具体的な方法が詰まったテーマパーク「非電化工房」の見学ツアー(主催 すぎなみ環境情報館)に参加しました。栃木県那須町の約3000坪の敷地に可愛らしい建物と発明品が点在し、農場1.5ヘクタールがあります。

 「今これほど便利なものに囲まれているのに満たされない人が多いのはなぜだと思いますか?電気を使わなくてもそこそこの快適・便利は得られますよ。でも電気を悪として否定はしません。」穏やかな口調で「非電化工房」代表の発明起業家、藤村靖之さんは語ります。

 もともと大企業で発明に明け暮れていた藤村さんが退社して、起業発明家として「非電化」に狙いを絞ったきっかけは、「今のあなたの希望は何ですか?」と世界中聞いて回ったとき。口々に「エアコンが欲しい」「洗濯機が欲しい」・・・幸せの象徴が電気製品でした。それが本当に希望なのか。人々の心の奥底にある幸せを形にしたい。「電化製品=幸せ」にもう一つの選択肢を作りたい。モンゴルで放射冷却の原理を利用した非電化冷蔵庫を提供し、ナイジェリアでは政府の要請で非電化工場も提案したそうです。

 お金をかけないことが工房の至上命題なので、鋸を使った経験がない若い人に常時弟子に入ってもらってただで働いて修行を積んでもらう一方、地方でいいことで愉しく稼げる仕事を生み出す塾を開いています。また「企業が作ったものを買うしかない」と思い込まされている「専業消費者」が対象の非電化冷蔵庫を創るワークショップや見学ツアーも随時開催しています。杉並からバスで2時間半、百聞は一見にしかずの非電化工房です。