天ぷら油は捨てないで! リサイクルでエネルギーの地産地消!

2014年6月2日 21時46分 | カテゴリー: 活動報告

 

使い終わった天ぷら油を持ってきた人に、精製してエネルギーになることを説明する 杉並ネット事務所で

分別して回収すれば資源になるのに、そのルートがないために捨てるしかない家庭のごみ、そのひとつは油です。使い終わった食用油は、新聞紙で吸わせたり固めたりして、燃えるごみとして「捨てる」方がほとんどだと思いますが、これはもったいない話です。

 食用として使えなくても、精製すれば自動車の燃料として使うことができるからです。この燃料はCO2排出をふやさない、硫黄酸化物ゼロのクリーンな発電燃料です。大量に油を使う飲食店やお弁当屋さんから出る油はすでに定期的に回収するルートができていて、リサイクルされています。

 家庭から出る廃油も、回収ルートができれば資源化できる。区役所の隣にある生活者ネットワークの事務所も、この4月から回収ステーションとなりました。杉並区では3つめの拠点です。ほかにも、区民が立ち寄るカフェや飲食店、スーパーマーケット、できればコンビニにも回収ステーションが広がって行ったら素晴らしいですね。

 区の後押しががあれば、このような取組みが促進されるはずです。家庭から出るごみの減量に向けた事業として、使い終わった食用油の回収も加えることを区に提案したいと考えます。

 523日、「家庭から出る油を2017年までに一滴残らず回収して資源に変えてしまおう!」と活動している東京油田プロジェクトリーダーの染谷ゆみさんをお呼びして講演会を開きました。そのとき聞いた、自由が丘のまちをあげての取り組みは素晴らしいものです。

 自由が丘を巡回する<サンクスネイチャーバス>は油リサイクルで生まれた燃料で走るバスですが、補助金は受けずに、民間、サポーターの力で17年間、料金無料で走っています。サポーターになると自分の店の前をバスストップにすることができるそうです。

 油のリサイクルで私が強調したいのは、これが石油燃料でも原発でもないクリーンなエネルギーを生み出すことです。これこそ、市民ができるエネルギーの地産地消の一歩といえるのではないでしょうか。ふだんの生活の中で少しの工夫でできる具体的な脱原発行動と言ってもいいと思います。

 ごみの出し方が変わると「まちが変わる」。それは、「あなたの家ではどうしてる?」と会話が生まれるからです。環境問題の解決に向けて一歩踏み出した人たちをつなぎ、生活をエコに変えていく楽しさを人に伝えたくなる発信地、油の回収ステーションをたくさんつくっていきたいと考えます。