住民の実験から始まった杉並区のびんリサイクル

2014年5月30日 08時39分 | カテゴリー: 活動報告

 

リユース、リデュース、リサイクルでごみを減らそうと訴える 南阿佐谷交差点で 6/26

杉並区では、空きびんは現在、週1回缶と同じく資源物として回収されています。でも20年前までは燃えないごみとして金属や陶器類などと一緒に回収され、東京湾に埋め立てられていました。当時、埋め立て用地がパンクする問題もあり、「びんをごみとして捨てないで資源としてリサイクルすることはできないだろうか」と私たち生活者ネットワークは考えました。

リサイクルするためには、それだけ別に取り出して回収するルートを新たに作ることが必要です。まず、毎月どのくらいの量のびんが出されるのか、把握しなければなりません。そのため実験として回収してみる調査を行うことになり、善福寺地域の住民の方々に協力を呼びかけました。私もこの調査に参加しました。

その結果、1000世帯で週に370キロのびんが出ることがわかり、それをもとに生活者ネットワークは区議会でびんの回収を提案し、杉並区での分別回収の開始につながりました。現在は全国的にびんを資源として回収することが定着していますが、杉並区は当時23区の中でも早いほうでした。 

毎日の暮らしの中でごみが出るのは避けられません。しかし分別を進めていけば、資源として再活用できるものがたくさんあります。ごみをどれだけ減らせるかは、分別をどこまで細分化し徹底できるかにかかっているといえます。

ごみをどこまで減らせるか。どうしたら無理なく減らすことができるか。杉並区のびんリサイクルが住民による実験から始まったように、身近なところから簡単に取り組める活動が、その鍵になると思います。

暮らしに身近な、隣の人に伝えたくなるような活動をとおして、リユース(再使用)、リデュース(減量)、リサイクル(再利用)によってごみゼロ・資源循環型のまちづくりを私は実現していきたい、環境に配慮したエコな生活を広げていきたいと考えています。